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海の博物館にいってきました。前の夜は結局眠れず、朝6:00の新幹線に乗りこみました。
やっぱりすごかった。とりあえず、行ってみるべきです。

建っているのは三重県鳥羽市。一度も行ったことのなかった日本の中腹部。さらに鳥羽駅からタクシーで20分4300円。このあたりは、リアス式海岸の続く土地。海沿いの山のなかをくねくねと進む車中では、小さな島や、岬、漁場、養殖場、昔は漁村であったであろう小さな村。近くに伊勢神宮が建つのも納得できるような土地でした。

そこに建つ海の博物館。展示棟、研究棟、収蔵庫が段階的につくられ、その敷地に潜む集落のように建っていました。展示棟は、ヨーロッパの駅舎のような大らかな作り。ただ、ヨーロッパの駅舎のほとんどが鉄骨であるのに対し、ここでは木造で空間の骨格がつくられており、ボリュームも駅舎よりは小さめ。駅舎と言えば内藤廣氏は、日向駅をつくっていますが、そこでは杉とスティールの混構造が使われていましたが、ここでは、木のみが使われていました。「蛇の骨」のような構造システムで応力を上部に集めているために、足下が軽快で、外の風景や水面がうまく取りこまれていました。収蔵庫は、圧巻。そこに眠っている船たちがつくるひんやりとした空気が漂っていました。よく解説でタナトスと言う言葉が使われていますが、僕の印象では、死と言うよりも、眠りに近い。かなり昔のことであっても、その船が使われていたことがありありとイメージできるし、この倉庫のような空間に一時的に眠らされているようにしか思えなかったことが影響していると言えます。ちなみにここは塩害を防ぐためにプレキャスト・コンクリート造。だから、ひんやりしているし、音もシーンと聞こえるかのように空気が張り詰めている。

この建物は学会賞など多数の賞を取っているし、改めて言うまでもなく素晴らしい建築です。プロジェクトとしてももちろんすごい。さまざまな条件下で生みだされた「素形」と言う言葉を内藤氏は用いていますが、その素形は多くの時間を含ませることができるようにそこにありました。勇気がでました。ありがとうございました。
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