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まっくろくろすけがいそうな部屋がない。

住宅にほの暗さがないという意味であるが、
卒業制作に取りかかっている後輩とそんな話をした。
正月に、両方の祖父母の家に行ったが、その両方の家には独特のほの暗さがある。
ひんやりとしていて、凛とした空気。
それには3つの理由があるのではないかと今思った。

1.人数の変化
昔は家族が皆いた家に今は祖父母だけが生活している。
その家を使う人数が減ったことにより賑やかさがなくなり、
日頃、使われなくなった部屋がでてくる。

2.家の構成
両方とも勾配屋根のかかったどこにでもあるような日本家屋だ。
屋根が深くまでかかり、軒下がある。
そして室内には欄間がかかり、天井が開口部より高い。
そのことで、人間が普段生活する床から2mぐらいの空間より上に、たっぷりとした懐がある。

3.他者の不在
昔は両方の家で、何かしら飼っていた。
蚕を育てる空間があり、馬小屋もあった。
今はいない。

3番目の理由が興味深い。
昔の家では、人間以外の物のための空間が家に組み込まれていた。
そこが今は、他の用途で使われている。
建物の主体を使う人間だけにしないことで新たなことが考えられる。

また、今の家に客間が減っているということもきいたことがある。
客間は人間のための空間だけれども、メインユーザーの人間のためではないという点で
3と共通している。

他者がどんどん家から外へいってる。
これはちょっと寂しい気もする。
まっくろくろすけぐらい、居てもいいのに。
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